桃の花、つばくらめを呼んで

唐突によぎった虫の知らせ？
街のざわめきの中に聴こえた声

桃の花開いた冬の終わり
誰の心にも居るよ、鬼は

確かめるように触れた
花弁には棘が美しい涙を守るように
赤い愛がこぼれ落ちた

鏡の中写る私、ひとひらの自我の芽生え
どこにいるの？ここにいるわたしはだれ？
神様ならここにいるよ手放さなきゃ見えない
ほんとのこと教えて？
この心、誰のもの？
隣で笑うあなたも幻だったりして？


Made of 悲しみはいつか Slow down 蝕んで
低迷して歪んじゃった 肥大してゆく悪い想像

些細な所作も言動も気になるのは
きっと愛しているから

確かめるように触れた
花弁には棘が美しい涙を守るように
赤い愛がこぼれ落ちた
それでも

今すぐ会いたいのは私のわがままだよ
どこにいるの？夜は表情を変えて
大事にしていたもの手放さなきゃ見えない
ほんとのこと教えてよ。

誰も知らない場所へ行こうよ
暗闇から逃げて


今すぐ会いたいのは私のわがままだよ
自分のこともわからない、けれど。

鏡の中写る私、ひとひらの自我の芽生え
桃の花が燕の歌を呼んで

神様ならここにいるよ手放さなきゃ見えない
ほんとのこと教えて？
この心、誰のもの？
隣で笑うあなたも 幻だったりして